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研修会を開こう!

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第1回

1、計画立案にあたって。

 青年会研修会の企画を起こすには、先ずお寺の御導師、担当お教務様にご相談申し上げま

す。ご許可を得て、ご指導の通りに企画を立てます。

 そして、青年会幹部で実行会議を持ち、大枠で計画を立てます。議事内容としては、

研修会の開催日と日程 開催日は立案から最低三ヶ月後が望ましい。先に研修会の日程を

 決めておくと後の計画が立てやすい。例えば8月20日から21日の2日間、など。

目的 役員の異体同心を図る、会員の信心増進を目指す、会員の御信心の教養を高めるなど

 明確に研修会の開催目的を定める。これをしっかり決定しないと議事の進行が進まない。

対象 役員研修会、会員研修会など、研修会の参加対象を定める。

研修会の開催場所 お寺を使用するか、又は一般宿泊施設を使用するか。寺外で開催の場合

 その開催場所の資料を会議に提出する。施設利用の費用が分かるものが必要。そして、その

 施設へ行くまでの交通手段によっては費用がかかるので、それも調べておく。

予算 研修会にかかる必要な費用を検討する。例えば、寺外で開催の場合宿泊施設の使用料

やそこまで移動する交通費、食事代、お教務様がお出ましなら御布施、御車料、研修会で使用

する備品の概算予算等がある。宿泊施設の中には、入浴料などの付帯料金がかかる所もある

ので注意する。寺内で開催の場合も、寝具レンタル、入浴代など必要と思われる費用を出す。

 ここで重要なのは、参加費を取るかどうか決める事。年齢によって格差を付けるなどの配慮を

する事。

 事務局などに特別予算を申請する場合は、概算で何が必要で、どれだけ費用がかかるのか

を書面で提出の事。当然、担当お教務様のご指導を仰ぐ事。

研修会実行委員 青年会幹部、役員で構成。又、会員の中で役員になってもらいたい人に入っ

 てもらうのが望ましい。

 これらの事を決定し、実行委員会議の開催日時を決めておく事が大切です。

2、実行委員会議の開催。

 実行委員の会議では、先ず代表者が研修会開催の目的、意義、日程、場所などの提案事項を

委員に御披露して、委員の賛同を得ておく事が大事です。ここで異論があればしっかり検討して

おいて、全員の理解を得ておくようにします。

 そして、これはテクニックの一つですが、タイム・スケジュールを大枠で決定しておくのです。

研修会は大抵限られた時間内で実行するものですから、内容を先に検討すると時間的に無理が

出てきた場合、内容を再検討しなければならず実行委員の気持ちの中に不完全燃焼が起こりま

す。ですから、前提として食事、入浴、就寝などの生活面を先に決定しておき、空いた時間をどう

使うかを考える方が内容の検討もし易いのです。

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 第2回

 前回までは、研修会の立案、大枠の企画までを説明いたしました。ハード面が決まれば、次

はソフト面、研修会の内容の検討です。

実行委員会議を開催

 前回の実行委員会会議では、今回研修会を開催する目的と意義、大まかなタイム・スケジュ

ールを決めましたね。では、次にその中に入る内容を考えて行きます。

 ≪研修会内容のパターン≫

■ 集中講座型

   御講師がお出まし頂けるなら、御信心についての講義を頂くのがベスト。御給仕の仕方

  や導師役の勤め方、御助行のマナーや奨引、折伏の手本など、実践的なものか、少し教学

  的な十分な説明の必要のある事を学ぶのも良い。

   また、会員の疑問に答えていただくQ&Aなども効果がある。

■ ディスカッション型

   参加者を数グループに分け、その中に実行委員を配置し、一つないし数テーマについて

  話し合い、グループの結論を導き出す。終了後はその結論をグループ毎に発表し、それに

  ついて他のグループが質問をする。

    これは話し合った結論が問題なのではなく、会員同士が話し合う事に意味がある。実行

  委員はテーマに対する答えを持っておいて、議論が答えにかけ離れた方向へ行かないよう

  にコントロールする役目を持つ。実行委員の技量が必要。

    参加した会員は結論を自分達の意見として受け止めるので、青年会を一つの思いにま

  とめたい時に効果がある。

■ レクリエーション型

    青年会会員同士の交流に主眼をおく場合に効果がある。キャンプのように歌やゲーム

   、スポーツや食事をみんなで作るなど。単純な内容でも場所が変われば楽しく思える。

   青年会に若い会員が多い場合この形式が受け入れられやすい。但し、楽しい思い出だ

   けに終わらせず、実行委員が会員に伝えるべきテーマを持って交流を図ること。

 

 実際に内容を考える場合、これらの内容の複合型になるでしょう。しかし、メインをどういう形

にするかをよく考えておくべきです。青年会の研修会は楽しさと厳しさの両面をもっておく事が

大事でしょう。

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第3回

今月は、実際に行われた研修会のタイムスケジュールを参考に、細かな注意点を

見て行きたいと思います。

○○寺青年会研修会 場所 ○○寺 寺内 参加者 20名 (内 実行委員6名)

時間

1日目プログラム

時間

2日目プログラム

PM 6:30

集合・手荷物整理 AM 5:00 起床・洗顔
PM 7:00 開会式・御看経 AM 5:30 全員集合・寺内清掃奉仕
PM 7:25 説明会・班割発表 AM 6:00 行道の説明・本堂へ行道、着座
PM 7:30 A 親睦ゲーム AM 6:30 朝勤行開始
PM 8:30 諸注意 AM 7:30 退堂(各自)
PM 8:45 入浴(女性が先に銭湯に行く)

夜食(カップラーメン・お茶)

AM 7:40 朝食
PM 10:00 消灯・就寝 AM 8:10 朝の体操・説明会
PM 10:15 実行委員見回り・ミーティング AM 8:30 B 御講師御講話
    AM 9:20 休憩
    AM 9:30 C ディスカッション第1部
    AM 10:20 休憩
    AM 10:30 D ディスカッション第2部
    AM 11:20 各班の発表
    AM 11:50 閉会式・御看経

 このプログラムは、10年ほど前にある寺院で開催された研修会の資料を、簡略化して書き出

しました。

 内容はともかく、赤い字で書かれたA〜Dの所を見て下さい。だいたい1コーナー50分の目

安で4っつの時間枠が出来るという事です。これ以上増やすと長すぎて集中力も途切れますし、

未成年者や女子会員がいる場合は2日目の終了時刻は昼までには終了するべきであるという

ことです。

 1つの時間枠を50分に設定している理由は、人の集中できる限界は50分であるということ

と、これ以上短くすると内容が中途半端になりがちで、参加者が落ち着かないからなのです。

 食事や入浴などの生活面のプログラムは、必要ではありますが効率よく消化しましょう。この辺

は実行委員がしっかり団体行動を指揮しましょう。

 全体的に団体行動を円滑に行うには、十分な説明が大切です。細部までしっかりと時間を取っ

て研修会のプログラム説明をしておきましょう。

  未成年の喫煙や飲酒などがないように、夜間の参加者の監視は実行委員がしっかりとしまし

ょう。また女性会員の就寝場所にはカギが掛かるところが望ましいです。正しく規律を守ることも

会員育成の一つです。

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第4回

今月から、実際に行われた研修会のアイデアを紹介して行きます。

「3段階のディスカッション」

 研修会対象:寺内青年会役員。参加人数:20名。

 50分毎の時間枠で、3回のディスカッションをしました。第1回目は1対1のディスカッション。

テーマは特に決めずに、50分間の時間をとにかく1対1で話し合います。人選はベテランと若い

役員が良いですが、中々人と話をするのが苦手な人同士でも良いでしょう。その場合は、ちょくち

ょく幹部が様子を見に行ってやって、話し合いを促す事が必要です。

 2回目は4人のディスカッション。ここでも特にテーマは設けませんが、青年会の話になるように

一人はディスカッションの目的が分かった者を配置しておきます。

 3回目は全体のディスカッション。ここではテーマを設けます。この時は「これからのご奉公」につ

いて話をしました。そして、最後にはこれからのご奉公の決意表明を一人ひとり発表して終了しま

した。この時は研修会全体をディスカッションで統一しましたが、成果は高かったように思います。

 1回目は参加者全員の気持ちを研修会に慣れさせること、普段話せないことを場の雰囲気で

話が出来るということ。2回目はディスカッションの適切な人数ということ。3回目は全体の意思

統一をはかるという意味があります。

 現代人は人とのコミュニケーションが苦手な人が多いと言われています。しかし、青年会の役員

として会員とのコミュニケーションは大切な御弘通ご奉公です。それを学び取る研修会として、この

方法をお勧めをいたします。

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第5回

「御奉公実習型研修会」

 研修会対象:布教区青年会。参加者50名。1泊2日。当番寺院にて開催。

 布教区内での意見として、他寺院の青年会が日頃どのような奨引をしているか、また各寺院が

 どういった弘通方針で御奉公させて頂いているかなど、実践的な研修会を開きました。

 1日目は各寺院の奨引御奉公を実演。布教区青年会本部役員を相手に各寺院が奨引御奉公

 を実演、色々な設定の会員のモデルケースを用意しました。

 その後、各寺院の参加者を数班に振り分けて、弘通誓願に対する取り組み、各寺院がどんな

 総講や御講を行っているかを話し合い、細かい部分までお互いの御奉公の内容を教えあいまし

 た。

 2日目は布教区青年会参与教務様からの講義。御題目口唱についての多岐にわたるお話を

 頂きました。その後はQ&Aの時間をとって、参加者の色々な質問に参与教務様にお答えを

 頂きました。この時は布教区青年会本部役員や各寺院青年会幹部が色々な質問を用意してお

 いて、参加者の質問を促しました。

 最後には研修会の内容についての感想のアンケートを取り、次の研修会の参考としました。

 当時の布教区の状況では、とても反響があったと記憶しています。お互いの御奉公のなかで、

 生かせるような内容が良かったんだと思います。

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第6回

「口唱会型研修会」

 研修会対象:布教区青年会。参加者80名。1泊2日。当番寺院にて開催。

 「8時間耐久口唱会」と銘打って、土日に渡って8時間の口唱を計画。

 土曜日、7時から2時間。夜食、入浴の後、夜を通して当番に分けて2時間ずつの口唱。

 日曜日は五時起床で寺内清掃。朝参詣で2時間の口唱。

 朝食の後参与御講師から1時間の講話を頂く。「口唱について」

 最後に2時間の口唱で締めくくりました。8時間達成者には加行証と記念品を贈呈。

 充実した達成感とこれからの御奉公成就を誓い合い、それぞれの寺院に帰坊しました。

  注意点。夜中の口唱は大きな声でお唱え出来ないということ。また、暗い中でロウソクの炎を

 見つづけるのは、精神衛生上問題があるという意見があったこと。健康状態をしっかり管理して

 無理はさせないこと等が挙げられます。

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第7回

「夏季合宿学校型研修会」

 研修会対象:自坊青年会。参加者20名。2泊3日。地方の別院にて開催。

 夏期参詣が終了して8月の中旬、夏休みの学生会員に的を絞って研修会を開催しました。

 三重県の小さな漁村にある、別院の近くの自炊の出来るコテージを借りて連休を利用して2泊

 3日しました。

 1日目は夜に到着。諸注意をして夕食、入浴、就寝。

 2日目は別院の朝の御掃除。別院の御信者と朝参詣。この日から学校形式で1時限を50分で

 5つの授業を開きました。別院にて午前中は参与教務様からの教養講座。三祖に関わる歴史、

 佛立用語の、解説、法鼓の練習、御給仕の実践。

 昼食をはさみ、午後からは体育。キャンプファイヤー会場でドッジボール等の球技をしました。

 最後に夕食の食材争奪ゲームをしました。この日の夕食は自炊、その食材をめぐってチーム分

 けをして色々なゲームをするのです。みんな今夜のおかずが懸かっているので真剣でした。

 4時から夕看経。後、自炊。片付けの後、夜はキャンプファイヤーで盛り上がりました。

 3日目は別院の御修行会。別院の御信者と交流を図り、帰坊しました。

  注意点:遠くの場所で研修会をする場合、金銭的な問題があります。学生は1000円の会費

 ですが、社会人は5000円に設定して、それまでに御有志を募りました。

 その場合、研修会の計画、意図を明確に、早期に立案して、事務局に理解を求める必要があり

 ます。その為に、実行委員会議は1年前から招集し、万全の体制を整えました。

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第8回

「御講席で出来る研修」

 研修対象:自坊青年会役員

 御講ではご披露が中心となりますが、短時間でも会員の教養が向上する為に研修をすることも

必要です。

 今回から御講席で出来る研修の例を挙げてゆきましょう。

 「今月の御教歌」

 月一回、役員御講にて御講師から御教歌をいただいて、御法門を聴聞させていただきます。

 そうして、聴聞した御法門を自分の言葉で説明出来るように書きとめて、分からない所は御講師

に質問しておきます。

 その後、一般会員との御講でその御法門を役員が説明させていただく。そして説明後に御講師

に補足説明していただくのです。

 これは、聴聞させていただいた御法門を家族や友達等にお伝えするという、御弘通御奉公の

練習をさせていただくことなのです。

 こうした御奉公の積み重ねによって、お教化、法灯相続の出来る御信者へとならせていただけ

る基礎を作り上げることが出来るのです。

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第9回

「御講席で出来る研修」

 研修対象:自坊青年会会員

 「お給仕入門」

 御講席で出来る研修として、そこのお宅の御宝前をお借りして「日常お給仕」を学ぶことが出来

ます。

 役員は事前に御講席の方に了承を得ておいて、おはたき、おふきんを用意しておきます。

 参詣する会員は事前の奨引でマスクを持参してもらいます。

 当然、手を洗うところから…。

 見本は役員が示します。そしてそこの御講席の席主と、比較的新しい会員とのペアでお給仕を

 実践練習します。

 気を付けるのは、役員はご不敬にならぬようにお給仕をしっかり学ぶこと。御講席の家の方の気

持ちを考えて、御荘厳を乱すようなことはしないことがあります。実際におはたきやお磨きをしなく

ても良いですから、お給仕での注意点をおさえて指導することです。

 それに加えてお道具の名前を勉強させていただくことも大事です。

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